Holistic Wisdom: 7 Surprises from Dallas!
http://www.mtgmintcard.com/articles/writers/freyalise/holistic-wisdom-7-surprises-from-dallas
の雑訳です。


1.青赤ファストランドの与えた影響は小さかった
 イゼットカラーのデッキはデルバーやグリクシス、ジェスカイにストームと様々にあり、それらのデッキにとって今回の青赤ファストランドはとても素晴らしい土地のように思われた。
 が、しかし実際にはベスト8においては1枚、64位まで範囲を広げたとしても18枚とその枚数はとても少ないものであった。マナカーブの低いデッキにおいてもこのファストランド採用は行われなかったのである。驚きだ。

2.顕在的防御はモダン級だった。
 巨森の蔦と顕在的防御のどちらが採用されるかについては大きな議論があった。修正値ヲカミしてもTop64に入った感染の6/7には採用されていた他、SCZやティムールのテンポデッキにも採用されていた。

3.青巨人もまた、モダン級であった。
 これは想定外といっていいだろう。なにせ瞬唱が先客として存在していたからである。確かに今までの重コントロールにおけるフィニッシャーとしての瞬唱はそのパワー2という貧弱さ故にゲームを決めきれないという弱点はあった。しかしそれでも、6マナという重いフィニッシャーをモダンで使うことができると言うのはとても大きな意味をもち、今後多くのプレイヤーがこのカードの採用を考えることになるだろう。

4.神チャンドラは確かに火を灯していた。
 まだ確証までは至れていないものの、反逆の先導者、チャンドラはモダン級であった。稲妻や衰微に負けないという点においてジャンドやマルドゥカラーのミッドレンジデッキにとうとう採用されることとなったのだ。
 モダンはどうせリリアナとジェイスにしか支配されていないと思っている人がいたら、もうそれは時代遅れだ。チャンドラもまた、モダン級PWとしてその姿を表したのである。

5.向こう見ずな実験がTop32入賞を果たした。
 向こう見ずな実験は向こう見ずなカードではなかった。白金の帝像とのコンボはモダン級だったのだ。石の雨や楽園の拡散、血染めの月にムウォンヴーリーの酸苔、そういったポンザ戦略のフィニッシャーとして活躍してくれたのだ。
 誰がこんな実験をしてしまったのかは今となっては分からないがとても興味深い実験であり、成果がでたのは確かなのだ。

6.幻視は血清にすべきか祖先にすべきか?
 これもまた面白い話だといえよう。この質問をしている時点で、僕たちはCorey Burkhartのようなグリクシスマスターではないのだ。正解は両方である。思考掃きを含めた12枚ものドローソースがデッキをより強くしてくれるのである。
 謎めいた命令4などという採用枚数は確かに謎めいているが、これだけのキャントリップの数を考えればその素晴らしさにもすぐ気づけることだろう。

7.永遠の災い魔がGPの勝者となった
 3マナ3/3フレンチバニラがまさかモダンのGPの優勝デッキに入っていようとは思っていなかっただろう。
 しかしながら現実的にこのカードは神々の憤怒で実質死なない上、モダン環境に存在するほぼあらゆる除去に対して耐性をもっているといっていい。消耗戦を強いてくるコントロールやミッドレンジに対してとても強いカードとなるのだ。氷雪赤単がGP優勝デッキとなったことに対し驚きを隠せない人は確かに多いだろうが、感染、ミッドレンジ、コントロールのいずれも多いだろうと想定されるメタゲームに対してこのデッキは最強出会ったと言ってしまっていいのではないだろうか?

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